訪問日時:2020/12/09 18:00
素敵な寿司屋ができたと、
友人から誘われて行ってきました。
鮨 詠心。
今年1月6日開業。
大将は六本木のなかむらで修行。
エレベータを5階で降りると、
ひのきの白木のカウンターがお出迎え。
カウンター6席、テーブル4席の店内。
後ろを振り返ると、大きなガラス窓の向こうに
東京タワー!
上半分しか見えないけど
大将は弱冠23歳。
でも、貫禄ありますね。
今日はよろしくお願いします。
まずはビールをいただきますよ。
富士山グラス。
これは凹みがいい具合にあって、
持ちやすいです。
提供は劇場型スタイルにて、
最初はおつまみから。
突き出し
はまぐり出汁です。
中身はなくてもはまぐりの存在感を感じます。
美味しい!
北寄貝の炙り
七厘で炙っていました。
香りと食感を楽しみます。
あん肝
出汁煮になっています。
とろりと柔らかに仕込まれ、
甘からのお味が珍しい。
この食べ方、気に入りました。
日本酒にします。
ソムリエさんがいて、
少しずつ料理に合うものをペアリングしてくれます。
まずは
黒龍 垂れ口
グラスもこだわってます。
金目鯛
塩水につけてもっちり感を出したあとに、
軽く揚げています。
これ絶品!
自家製カラスミもいいですねー。
太刀魚
黄身醤油でいただきます。
ふわふわの太刀魚、焼きが絶妙で美味しいです。
美味しい黄身醤油が残ったので、
シャリだけください。
お、赤酢だけではないのですね。
聞けば米酢とのブレンドだとか。
で、このシャリを、
和えてみました。
最高(≧▽≦)
お酒は白鶴錦
キリッと美味しいです。
蛸
少しだけ煮て、食感を絶妙なバランスで
残しています。
柔らか煮 か 生が多いですが、これは新しい。
烏賊塩辛
ねっとりと濃いです。
日本酒が進みます。
そして握りの準備。
ガリはこのような切り方。
どう切ってあってもガリは好きですが、
この切り方、アリ!
中トロ
高級な味!美味しい!
と思って産地を聞いてみると、
なんと冷凍マグロですと。。
藤田水産という仲卸さんが認めたお店にのみ
供給するというこだわりのマグロ。
なんかすごいです。
鶴齢がきました。
好きな酒。
鰈
3日間寝かせたあと、
なんと脱水しているとか。
ねっとり感が失せて、旨味しかないですよ。
墨烏賊
塩は越後の白いダイヤと呼ばれるもの。
甘みすら感じ、烏賊にバッチリ。
またまた好きなお酒、日高見。
ひだかみ
と言う人が多いですが、
ひたかみ
です。
小鰭
皮目を下にして握ってます。
皮が直接口に当たるよりも
美味しさがわかりますよ。
これ、いい!
車海老
甘い。
美味しい!
海苔巻
雲丹が乗っているし、
中にも存在しているのですが、
大将曰く、これは海苔の香りを楽しむための
巻物ですと。。
愛知の海苔だそうですが、
パリパリではなく、厚みがありしっとり。
確かに香りがすごいです。
これ初めて飲みましたが、
いいですね。
お覚えておきます。
いくら
シャリが忍ばせてあります。
いくらはご飯と食べてなんぼですよね。
間違いないです。
米鶴 純米吟醸 高畠ワイン樽貯蔵
山形の酒蔵とワイナリーが手を組んだものです。
香りが独特で美味しいです。
香箱蟹
巻物です。
輪切りして醤油を3滴。
これ、悶絶しました。
なんたる食べ物か。
大トロ
冒頭の冷凍マグロです。
これも実に美味しい。
余韻が長く続きました。
お遊びで雪だるま
たまにはカルピスもいいでしょうw
穴子
稲荷寿司
中には愛知の海苔が仕込んであり、
さらには少し炙っています。
お稲荷ストとしてはちょっと違いますが、
こちらではこれもアリですね。
アラ汁
お澄ましのような上品さです。
魚臭くないし、いくらでもいけますよ。
玉子焼き
ふわふわです。
初めての食感。
お茶は水出しでまず提供。
表参道の「サロン・ド・テ・ラヴォンド」のお茶だそうです。
香りと甘みがすごい。
そして特注の曲げわっぱで熱いお茶。
わっぱの香りも生きていて、
寿司屋のお茶で感動したのは初めてです。
ここまでこだわるとは恐れ入りました。
料金は18000円のコースのみ。
この内容ならお安いと思います。
全てにこだわりを感じることができ、
大満足しました。
時節柄、場所柄、なかなか苦戦されているそうですが、
私は応援します。
また伺わせていただきます。
鮨 詠心