訪問日時:2015/03/26
あこがれの紀茂登に行ってきました。
一応一見はお断りなのですが、
カード会社に取ってもらえば予約可能とのことで、
MUFGにお願いしました。
落ち着いた外観です。
しずしずと扉をあけると、素敵な空間が広がります。
カウンター6席のみ。
料理はおまかせのみ。
写真は音の出ないデジカメならOKとのことでした。
以前、携帯でカシャカシャやっていた客が
常連ともめたことがあったそうです。
確かにこちらのような静かな店内ではうるさいですよね。
心落ち着けて乾杯。
こちらはワインの品揃えが豊富です。
まずはシャンパンを勧められたので素直に。
先付け
ホタテとトマトの酢の物
ディルの香りがさわやかで、料理名以上の驚きがあります。
そして、ガラスの器の見事さに息をのみます。
何でも器だけで、マンションの一部屋を借りているとか。。
すぐにお酒にスイッチです。
篠峯の純米大吟醸。
大変おいしいです。
前菜
器、すばらしいです。
鮑と鮑の肝のリゾット
鮑のなんとおいしいことか。。
ふっくらと火を通してあります。
そして、リゾットが笑っちゃうくらい美味。
塩は一切使っていないそうです。
お椀
きちんと霧吹きしています。
筍と蕗
ぶ厚い蛤の出汁が味わえます。
これも塩は使っていないそうです。
ラーメンゼロを連想しますね。
お造り
明石の鯛 赤貝 わさび菜
左は鯛の子醤油、右は藻塩。
上品な器の上でいきいきとしてるように見えます。
鯛の子を溶いた醤油が面白いです。
焼き物
まながつおの燻製
藁で炙って、あとは煙で長時間いぶしていました。
これは一口食べて、びっくりするほどのおいしさでした。
燻製塩も見事。
おしのぎ
のれそれをお出汁でいただきます。
穂紫蘇がいいアクセント。
赤ワインをもらいましょう。
蒸し物
フォアグラと季節の野菜スープ
椎茸入り餡がかかってます。
トリュフオイルも使って香り豊か。
蒸し物
野菜がおいしいです。
先ほどの篠峯をワイングラスでもらいました。
うん、この方が香りが生きます。
練り物
卵と魚のすり身をクリーム状にしてあります。
甘くてカスタードみたいでした。
揚げ物
おこぜ なまこの卵巣の塩漬け揚げ
おこぜの唐揚げは想像通りにおいしかったですが、
驚いたのがなまこの卵巣、いわゆるくちこの唐揚げ。
なまこは100匹以上使っているそうで、衝撃的なおいしさ!
いや、まいった。。。
芝エビ スナップえんどうのジュレ
見た目もきれいながら、
すごい料理です。
この海老の頭は揚げて出してくれました。
さくっとおいしいですねー。
煮物
またまた見事な器。
甘鯛 菜の花餡
ぐじがおいしいです。
菜の花で春を感じます。
肉料理
山形牛シャトーブリアン 炭火炙り焼き
味噌ソースでいただきますが、
生胡椒の塩漬けと共にほおばると
すばらしい香りが広がります。
ふきのとうの素揚げもいい脇役です。
ごはんも出されました。
お肉がいいおかずです。
味噌ソースがまたごはんに合います。
もう最高です!
お漬け物もおいしい。
もうかなりおなか一杯ですが、
「雑炊食べます?」
と言われつい。。
白魚と卵の雑炊です。
とってもおいしくて、ぺろりと入ってしまいました。
塩昆布も上質。
ほうじ茶で一息ついていると、
きれいな磁器のカップが出てきた・・・
マンゴー、パイナップルなど7種のジュースだそうです。
口直しだそうですが、
いちいちすごいです。
デザート
ああ、デザートがありましたね。
ブランマンジェ メイプルソース
相方はイチゴソース。
ブランマンジェのおいしさが際立ちます。
甲乙付けがたい・・
お抹茶をたててくれました。
今度こそ終わりだろうと
ほっとしていると、
「あずきとチーズを揚げました」
ひえー、まだ出るのか!
しかし、これ甘くておいしいねえ。。。
これもどうぞ
塩金平糖ですって。
もう勘弁してください。
おいしいのはわかりました〜〜(^^;
はちきれんばかりです
と言ったら
「お腹いっぱいでお帰りになってほしいんです。
このあと、締めに何かを食べに行かれるのが嫌で・・・」
と木本さんはいたずらっぽく笑います。
確かにそれは気分悪いですよね。
そして、会計をすませると帰り際にお土産までくれました。
牛肉はいいところしか料理に使わないので、
端の方を使って作ったカレーです。
ほぼ全てのお客さまに差し上げているようです。
(後日いただきましたが、めちゃくちゃおいしかったです)
本当に大満足の夜でした。
是非また来たいです。