訪問日時:2012/02/27 19:00
和食の締めにラーメンを出すお店も多くなってきたけど、
銀座のフレンチ主体のあるワインバーでラーメンを出す、
という噂を聞いたのはずいぶん前のこと。。
んな、バカな。
と思いつつ、そこを知っている友人に連れて行ってもらいました、
場所は数寄屋橋交差点からほど近い、「22」
トゥトゥと読みます。
同じく銀座にあるアンテリブルというお店の2号店。
外には「22」とだけ書かれた看板。
知っていればわかりやすいですが、
知らない人は入ってこないでしょうね。
変わったドアノブを引いてお店にると、途端に広い空間と喧噪が現れます。
カウンターの一番端に座りました。
後ろにはワインリストがリアルで並んでます。
これだけでにんまり。
2500円からなんて、安いじゃないですか。
しかもグラスワインは600円!
さあ、楽しみになってきました。
まずはヴァンムスーで乾杯。
おお、ドラピエール社のブルット。
さわやかです。
食事はパテドカンパーニュから。
マスタードと粒マスタードが供されます。
パンも2種類きました。
なんときれいなパテ。
マスタードをたっぷり塗って、
パンと共に頬張るとテンションが一気にあがります。
なんとおいしい。。
すぐに白ワインにスイッチです。
ソーヴィニヨン・ブランですが、
かなり若いです。
香りは今ひとつと思いましたが、文句はないです。
引き続きパテに合います。
続いて、季節野菜のグリルアンチョビソース。
いろいろな野菜がグリルされたあとに、
小さなストーブに入って出てきます。
アンチョビソースはバーニャカウダ風ですね。
そのままでも甘くておいしい野菜達ですが、
ソースをつけると、表情が変わります。
かなりおいしいソースです。
ドメーヌ・アザンのアザン・ブラン
ヴィオニエ100%の果実味豊かなワイン。
ちょっと食中には合わないかな。。
自家製ブーダンブラン。
チーズを混ぜたマッシュポテトを敷き詰め乗せてあります。
すばらしくおいしいです。
こりゃ、赤だな、
ってことで、ピノをあけてもらいました。
若いですが、ぐいぐいいっちゃいます。
鴨もも肉のコンフィも頼みました。
あはは、なんすか、これ。
こんなコンフィ初めてです。
極限まで油で煮たのでしょうか。
身がほろほろで、すごい絶妙。
皮をパリッと仕上げてあります。
これは絶品ですね−。
シラーもいっちゃいました。
でもこれも若いです。
ちょと物足りない・・・
なので、メルロもいきました。
これで満足しました。
さて、
締めにお願いしたのは、、、
ラーメンです!!
料理に使う基本のブイヨンを使って作ったそうです。
仕上げにシェフが柚子皮を擦ってくれます。
レンゲがついてこないので、
そのまま器からスープをいただきます。
・・・・・
!!!
ぎょぎょ。
これはうまい。。。
ある意味驚愕の味わい。
ほんとに品のいいコンソメスープみたいです。
麺は細ストレート。
しこっとした麺はシェフ厳選でしょうね。
すっごくスープに合っています。
この麺を選ぶあたり、ただものではないですね。
具は鶏肉少々と白髪ねぎ。
このシンプルさがいいですね。
でも、具がなくても物足りなさはないです。
全てがスープに溶け込んでいる感じです。
すばらしいですねー。
フレンチワインバーで、このようなラーメンがいただけるとは。。
スープは鶏がらと野菜だけだそうです。
それが信じられないほど豊かな香りとコクです。
当然その極上スープは飲み干します。
そうなってしまいます。
おいしかったー。。
と、食後酒もちょこっと楽しみました。
ふー、大満足でした。
そして、お会計を聞いてまたびっくり。
全てグラスワインだったのですが、
これだけ食べて飲んで二人で10000円しませんでした。
よーし、また来るぞ!
なお、ここはワインバーです。
そしてこのラーメンは裏メニューです。
ラーメンだけの注文はできません。
こういうすばらしいメニューを守るために、
行かれる場合はお気をつけください。
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機会があれば,ぜひ行きたいと思うお店なんですが,席を予約しないと飛び込みでは難しいでしょうか?
ディナータイムは多分予約は必要でしょうが、
24時までやっているので、遅い時間は入れるかも。
あまりいい加減なことは言えないですが。