和食きよみず。
すご腕料理人でもあり、利き酒師でもあるご主人が催す
日本酒の会には2度ほど参加しましたが、
いつも驚いてばかりで、絶対毎回参加したいと思っています。
そして、今度ははじめてとなる、本格焼酎の会が催されることになりました。
あのご主人のことだ、これまで知らなかった焼酎の飲み方を教えてくれるだろうし、
友人2人を誘って行ってきました。
学芸大学の駅前のわたみん家でビールをひっかけ、
お店まで15分ほど歩きます。
ほんとに住宅街なんだよね。。
笑顔のご主人と女将さんに迎えられ、着座。
相変わらず女将さん、かわいい。
今日は焼酎に関する蘊蓄書付き。
右下、八丈島のくだりは1583年ではなく、1853年の間違いだそうです。
さーて、始まります。
食前酒
黒糖焼酎 浜千鳥乃詩 (奄美大島)
黒糖ジンジャーエールハイ。
1対1で前日から割り水したものを使用です。
ジンジャーエールで割るのは初めて。
これはいいですねー。
この提案は早速家でもやってみます。
前菜
鰻寿司2貫、隠元白和え、空豆のジュレ、蓬豆腐
空豆のジュレがさわやかー。
わたみん家で食べた空豆とは全然違うぞ。。
鰻寿司もすばらしい。。
壱岐焼酎(大麦) 村主
常圧蒸留されている、日本初の麦焼酎。
産地指定された壱岐焼酎だそうです。
これも割水したものをハイボールとロックで飲み比べです。
このハイボールが実によかったです。
友人二人も絶賛!
これもすぐにでもまねしてみたいです。
椀物
あさりと天然行者にんにく玉子とじ椀。
行者にんにくと玉子が合いますね〜
ニラ玉みたい。。
薩摩芋焼酎 天狗櫻 春限定出荷バージョン
店に常在している天狗桜の特別版。
これまた割水したものと、それを屋久杉樽で1週間仕込んだものと飲み比べ。
屋久杉の樽は自前で持っているのですね。
正月の樽酒のようなすてきな香りです。
割り水しただけの方もかなりおいしいです。
お造り
千葉鴨川産活け締め鯵叩きと三重産活け締めあおりいか。
これはやばいです。
お造りには日本酒という図式が崩れます。
なんとおいしい。
これに合わせるのは
八丈島芋焼酎(芋、麦ブレンド)鬼ごろし
女将さんが写ってますけど、まあいいですよね。。
割り水したものを屋久島うりずん窯のカラカラでいただきます。
差しつ差されつ、、、
ほんとにカラカラと音がします。
じょかはよく目にしますが、カラカラは初めてでした。
器にも凝っているのがすばらしい。
そして、すっげーうまい!
焼き物
八丈島産とび魚柚庵焼き、レモン添え 自家製山椒昆布
飛び魚を醤油につけこんで焼いた物です。
身がしっかりしていて、
醤油の甘い香りが実にいいです。
種子島焼酎 しまむらさき(種子島産紫イモ焼酎)
これも割水してあります。
黒じょかにていただきました。
金兵衛(種子島産安納芋、紫芋、白豊芋)
割水し、徳利にて50度にお燗してありました。
かなり熱い印象でしたが、
これまたおいしく。。。
酢の物
徳島阿波尾鶏胸肉の蒸し煮と有機野菜のサラダ 寒天のジュレ
このご主人の作るジュレはどれもすばらしいですね。
すっぱいジュレ。
酢の物として成立しています。
鶏ももちろんおいしい!
泡盛 海乃那 10年古酒 43度
泡盛の10年古酒。
これも1対1に割り水したものをロックでいただきました。
最後にガツンときましたねー。
そして、やはり泡盛と言えばこれ。
岩中豚の角煮 実山椒仕立て 京都産筍の山椒煮添え
醤油醤油していないので、
塩の味付けかと思うほど、上品な角煮。
これも絶品です。
ここまで、普通に書いていますが、
最後はもうヘベレケでした。
やはり焼酎はきますねー。
でも、またまた大満足の夜なのでした。
和食きよみず (割烹・小料理 / 学芸大学駅)